正しくは、
@脚の一本を手を添えて必要な長さまでおろす。
Aその脚に荷重をかけながら残りの脚を出していく…。
そうするとスムーズに三脚が立てられる。
三本の脚を地面につけた状態でゆっくりと伸ばしていくのも悪い方法ではないのだが、そうすると脚をロックする際に片手で重たい三脚を支えなければならず、不安定になる。そのため、三脚の荷重を預けられる脚を一本先に出しておいた方がいいのだ。
脚の長さは目的によるが、いずれにしても脚を広げると少し高さが減るため、その分も見積もった上で伸ばしていく必要がある。
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脚を開く際は、前方一本を地面に着け、残りの二本を持って自分の方へ引く…のが一番立てやすいだろう。
但し以上は、三脚がミッドスプレッダ使用の場合だ。
スプレッダとは、三脚の脚の広がりを制限するためのスポークで、脚部の途中に備えられているものがミッドスプレッダである。。
それに対して、グランドスプレッダという物があり、これは脚部の一番下に取り付けられ、地面と直接接している。
グランドスプレッダの場合は、上記の様な立て方は無理で、三本を同時に伸ばしてやる必要がある。
グランドスプレッダは、三本同時に延ばして三脚を立てられることから、設置が早く、またスプレッダを脚で踏むことによって三脚の転倒などが防げるのだが、平らなところにしか設置できない。
報道用の三脚などはその迅速性から、大抵はグランドスプレッダを取り付けている。
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脚を伸ばしたら、今度は水平を取ってやる必要がある。
水平が崩れているとフィックス時は本来水平な物が画面に対して斜めに映り、パニング(横振り)やティルト(縦振り)にも正確に被写体をフォローできない。例えば背の高いビルをティルトアップする際に、水平が崩れていると、ビルの下部では画面に収まっていたのに、上部へ画面が映るに従いビルが画面の外にはみ出していく…といった事になる。
こういった動きのある映像を取ることが前提とされるビデオカメラなので、三脚は静止画写真機と同じ物を使うというわけには行かない。
ビデオ撮影に於いて使用する三脚はボールレベラー式。ボールレベラー式の三脚は、雲台と脚部が半球とお碗状の受け皿でつながっており(ボールジョイント)、お碗下部のネジをゆるめて水平を取る。
水平は三脚の雲台部に水準器がついているのでそれを見ながら合わすのだが、しかし、例外もある。意図的に水平を崩す必要性がある時もあるというのだ。
例えば四国旅行の際、道後温泉の外観を撮影された方も居られると思うが、パンフレットやテレビ番組などで見かける構図から撮影しようとして三脚の水平を合わすと道後温泉の建物が傾く。
理由は簡単で建物自体が水平に作られていないからだ。この場合は演出意図にもよるだろうが、建物の軒などにとカメラのファインダーのフレームを平行にして見かけ上の水平を取る必要がある。
民生用の三脚ではボールレベラー式よりもエレベータ式の方が多く、またボールレベラー式三脚は価格も高い。しかし、出来ればVX2000ユーザであれば10万円前後のボールレベラー式三脚を持って欲しいと思う。
水平を合わせる前に一つ気にしておくべき事は、脚の位置関係である。
基本的な置き方としては、三つの脚のうち一本を被写体に向けるか、逆に二本を被写体に向けるかである。
これはカメラの構造によっても違うし、設置場所、目的、また使いやすさでも変わってくるだろうから、各々工夫して設置して欲しい。
次にカメラを乗せる。
カメラ側に固定用のプレートを取り付け、三脚の雲台に固定する。プレートの種類や、雲台への取り付け方は三脚によるので各々確認して欲しい。
カメラを乗せたら、パン棒の長さや角度を自分の体格や三脚の高さに合わせて調整する。
また、カメラのファインダーを覗いて被写体に水平が合っているか改めて確認した方がいいだろう。
最後に、三脚の持ち方であるが時々パン棒を持って三脚を動かしたりする者を見かけるが、これは辞めた方がいい。三脚は大変に重量のある物なのでパン棒だけでその全重量を負担させると、パン棒が歪んだり、雲台に致命的な負荷を掛ける可能性がある。雲台はカメラをスムーズに動かす為のメカニズムが組み込まれており大変にデリケートである。その部分に負荷がかかれば肝心なカメラワークの際に災いしてくるのだ。そのため出来るだけ雲台にはストレスを掛けないようにする必要があるといえる。
また当然、雲台部だけをもって運ぶのも辞めた方がいい。
しっかりと脚部を持って、抱きかかえるか肩に担ぐかして運んだ方がいい。なお、三脚は長物であるため肩に担いだ際は周囲に気を配り、三脚をぶつけたりしないように注意すること。
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