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〜 カメラの構え方 〜

 今回からは早速ビデオカメラを実践的に使っていく。
 ビデオ撮影時のスタイルを大別すると、「手持ち撮影」と「三脚撮影」に分けられる。三脚撮影については「第四回:三脚を立てよう」に詳しいが、今回は手持ち。基礎中の基礎である。
 ただ、この手持ちスタイルがしっかりしていないと画面がブレた見づらい映像になってしまう。
 今回は、いかにして手ブレの少ない画面を作っていくかを学んでいこう。

@基本スタイル(アイレベルでの構え方)
 最も基本的なスタイルは、人がまっすぐ立ったときに映る視野での撮影である。
 まず、足を肩幅ぐらいに軽く開く。
 カメラを構える腕は、脇を軽く締めて安定感を高める。
 そして、出来るだけカメラが水平に構えられているように注意する。
 下の状態が、正面から見た基本的な構え方である。

 この時、両手でしっかりとカメラをホールド(固定)するのが基本だが、よく見かける誤ったスタイルは、片手で構えるという横着なものだ。これでは、ややもするとすぐに画面が揺れはじめるだろう。

 VX2000の場合、バッテリーF960を装着した状態でのオペレーションで、右手の掌に重心が来るようにバランス設計がされている。
 そのため、右手だけでも前後のバランスは取れるが、それでも必ず左手をレンズ部に添えよう。左手は順手でも逆手でもどちらでも良い。自分がフォーカス・ピント・明るさ調整のしやすい状態で構えておくのがいい。
 また、右手はしっかりとベルトに通し、ベルトの長さを調整しておく。また、しっかりとカメラの右側面を包み込むようにする。写真左のように中途半端なホールディングでは画面のブレばかりか、落下の恐れがある。

 また、撮影現場でより安定した画像を得たければ、付近にある固定物を利用する方法などがある。
 電柱・街灯・樹木・自動車・壁など、それらの固定物に寄りかかってやるとかなりの安定性を得られる。
 さらにいざとなれば、人の肩を借りての撮影も上記のものほどではないが安定を求められる。望遠レンズを装着したスチルカメラを使った取材現場などでは、行われたりする嫌がらせのような技である。


Aハイアングル時の構え方
 少し以前…液晶モニター付きのビデオカメラが一般化する前はハイアングル撮影時は、画面の確認が出来なかったため勘に頼る事がしばしばであった。VX2000の先代機VX1000は液晶モニタがなかったためハイアングル撮影は苦労したものと思う。
 しかし、昨今のビデオカメラには必ず可動型の液晶モニタが付き、アングルを制限されることが少なくなった。
 ハイアングル撮影も基本的な構え方は同じである。
 特に、脇を締めて安定させることが出来なくなるので、しっかりと両手で構えてホールドしないといけない。落下などした場合は破滅的な事態が訪れるだろう。
 肩乗せの業務用・放送用機と比べれば遥かに軽いVX2000だが、それでも長時間のハイアングル撮影は腕に負担が掛かりやすい。
 風景画の撮影などには向かないので、人物を追うなど緊急時に留めたいものである。


Bローアングル
 ローアングル撮影もハイアングル同様、日頃の人間の目線とは違った位置からの撮影なので、独特の画が撮れる。
 撮影の基本スタイルは、左膝を地面について右膝を立て、その右膝を固定脚にして構える。これによりかなり画面が安定する。
 また、お腹の前あたりで構えるような状態も考えられる。
 この際は、左手・右手が身体に側するので、脇を締めてやると多少は安定感が増す。
 どちらの場合も、左手は通常通りに構えてやればいいが、右手はグリップに掌を通すことが出来ないので、右側面を保持するか、グリップを掴んでやると良い。VX2000ならキャリングハンドルを握るのも良いだろう。


 ローアングル撮影時の注意点としては、女子高生の多い時間帯に駅の階段下で構えないことである(笑)


 とりあえず、当たり前のことばかりである。
 いずれの場合も、特に意図がない場合は水平が崩れていないか注意巡らそう。
 また、REC時は息を止めると更に安定するので撮影中は息を殺すように心がけるべし。

 最後に、一番ダメな例を挙げておこう。

一体何が撮れたのか楽しみだ…


撮影協力:Y氏(Studio.T.Y.)


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